コロナ予防に口腔ケアを!

2020.08.06

鹿児島市谷山にある歯医者、谷山ファミリー歯科クリニックの院長永田紳吾です。

新型コロナウイルスが世界で猛威をふるい続けています。

一時期、テレビで毎日報道されている記事として、
「今、一番行ってはいけないところは、歯科医院」
となっていましたが、果たして本当なのでしょうか?
もっと危険なお店があるにもかかわらず、「歯科医院はダメ」と一方的に報道されていたのですが、別の見方もできないでしょうか?

それは、「口腔管理はウイルス感染への水際対策である」ということです。
感染症予防で大切なことは、身体を清潔にすることです。清潔であれば、病原菌は感染しにくいからです。
我々は、手や身体・髪を洗うことには熱心です。しかし、お口の中を清潔にすることにはおろそかになりがちです。
ウイルスは、鼻と口と目から入ります。インフルエンザの場合、お口の中が不潔だと感染しやすくなると言われています。
お口を清潔にし、健康を保つことはウイルス感染の水際対策なのです。

歯周病菌は、強力なタンパク分解酵素を持っており、ウイルスが粘膜細胞の中に感染することを促進します。
歯周病菌は日常のブラッシングだけではコントロールできないため、歯科医院でのプロフェッショナルケアも大切です。
お口の中に入った不潔な細菌・ウイルスは、食道・胃を通って腸内にたどり着き、腸内細菌バランスを乱します。それが全身疾患の発症の原因になります。お口の中が不潔な方、特に歯周病にかかっている方は、食事の度にたくさんのお口の細菌が腸に運ばれるため、全身の免疫力が低下するリスクが高まります。それが死につながる肺炎になります。

多くの論文で「ウイルス感染は口腔から始まる」としており、ますます検証が進むんでいくと・・・・・やがて、
「コロナウイルス感染の予防には、口腔衛生管理が重要である」ことが判明するのではないかと考えます。
手洗い・うがいに加えて、ご自宅での丁寧な歯磨き・歯科医院でのクリーニングを心掛けるといいかもしれません。
私も、今ではうがいを1日7回しており、普段の歯磨きより回数が多いです。

そして、今こそ「唾液のチカラ」です。
唾液の役割として、消化作用・お口の粘膜の保護作用・洗浄作用・殺菌作用・緩衝作用・再石灰化作用・排出作用と多岐に及びますが、
特に、殺菌作用として抗ウイルス作用を持ち、感染予防の最前線を担ってくれます。
唾液の分泌を促すために、
・適度な水分の摂取
・マスクによる口腔内の保湿
・よく咬む
・唾液腺マッサージ
が大切です。
唾液腺マッサージに関しては、ネットで検索すると色々出てきますので、ご参考になさってください。

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