健康寿命を延ばすために

2013.03.29

高齢になるとどうしても認知症や、寝たきりといった問題がでてきてしまいます。

今後、日本で認知症はますます課題になると思われます。
この認知症についても、歯との関係についていろいろな報告があります。

健康な歯が多いこと、むし歯があっても治療していること、あるいは歯が
残っていることは、認知機能と関係があるというのです。

また、高齢の方にとって肺炎は深刻な疾患です。日本人全体の死因に
占める肺炎の割合は約10%ですが、そのうち96%が65歳以上の高齢者と
なっています。それは、高齢になると飲み込む機能が低下するため、
誤嚥性肺炎が原因でなくなる方が多いからです。

そうしたことからお口の中をきれいにする口腔ケアを行なうと、肺炎の予防に
なると言われています。歯磨きやうがいは毎日していると思いますが、
顔の表情をうまく作ったり、口のまわりの筋肉を鍛えたり、
舌の運動をしたり、唾液腺のマッサージで唾液の分泌をスムーズにすることも大切です。

歯の健康とともに、口腔の機能を維持すると、おいしく食べることができます。
これは健康寿命を延ばすことにつながります。

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